唐突ではあるがアトリエDEFのスタンダード、「木の風呂」について。
いつからだったか、ハーフユニットと板壁の組み合わせの風呂が我社のスタンダードとなっています。板はヒノキかサワラ。まれに青森ヒバを採用する。ヒノキの壁です。ハーフユニットはTOTO製。(他にはINAX製があります)
風呂に無垢の板を使う場合は、一般的は防水や防カビのための保護塗料を塗ります。が我社は塗装はしません。
木の板壁は、多くのお客さんがカビの心配をされますが、すでに数十棟の実績においてその心配はほとんど無いということがわかりました。ただし窓を空けて換気をしっかり行なってもらうという条件付ですが、みなさんしっかりされているようです。
また汚れの心配もよく聞きますが、手入れのことも含めて大きな問題に発展したケースはありません。
ヒノキ、サワラ、ヒバといった耐水性能のよい樹種を選択することは当然として、無垢の木というのは水にも強いものだということを実感させられます。木の持つ油成分はしっかり水気をはじいてくれるんだと思います。
浴槽が木だともっといいのですが、費用の問題やそれ以外の床の仕上げ、防水の問題等々から樹脂製のハーフユニットを選択するケースが圧倒的です。床も石やタイルだととても雰囲気もよく樹脂も使わないのでGOODなわけですが、とても寒くなってしまうという難点があります。風呂の床に床暖房という手段もあるのですが、そこまで費用をかけるべきなのか否か?
悩みながらまたいろいろチャレンジしていきたいと思います。
木の風呂は実際に住まわれているOBさんたちからも、「いつまでも気持ち良い」と好評です。DEFの家に住めないDEFのスタッフたちは(私もです)、新築祝いなどの際にご好意で風呂を拝借しながら「いつか俺も!」と自邸の新築の誓いをしているようです。
アトリエDEFの「木の風呂」は、モデルハウス「こもれびの家」でご覧になれます。
http://www.a-def.com/komorebinoie/index.html
2009年06月11日
木のキッチン
アトリエDEFはいつも木のキッチンを提案しています。
数年前、家の躯体を無垢の自然素材でつくることはほぼ達成できたときに、「さてキッチンはどうしよう?」ということになりました。
家の中の空気汚染は建物の素材だけでなく、後から置かれるキッチンや家具類からも相当量の化学物質、薬品類の放散が認められます。そういう意味で既製のキッチンはほぼ合板と接着剤でつくられています。デザインがどんなにすばらしく、使いやすいものであってもです。
メーカーともいろいろ話をしましたがなかなか地方の弱小工務店のために仕様を変えてくれるところも無く、海外の木製キッチンメーカーはとてもコスト高で採用をあきらめざるを得ませんでした。
そんな時スタジオママルさんと出会い、合板は使わない、接着剤は膠(にかわ)の無害なもの使いたい、国産の無垢材を使いたい等等のわがままな要望を気持ちよく受け入れてくれ試行錯誤のキッチンづくりが始まりました。ママルさんのHPには我社の施工邸のキッチンが数多く掲載されていますので是非ご覧ください。
http://www.mammal.jp/index.htm
木のキッチンは水に弱い!、木のキッチンは高い!木のキッチンは機能が足りない! 皆さん最初は不安を抱いているようです。
ご安心ください。すでに何年も使っているお客さんが大勢います。
木のキッチンは年数を重ねるごとに風合いを増して愛着が湧きます。すべて手づくりですから部分的な交換もOKです。
コストは引き出しの数や扉をたくさんつけると確かに高くなっていきますが、そういうものを省いていくと意外と安くなります。
機能的にはきちんと専用の金物を使いますので十分クリアしています。
樹種はいろいろ選べますし、細かい寸法も自由です。食洗器やガス台、オーブンなどもそれこそ自由に組み合わせ可能。
そして何よりも木の家のインテリアとしてとても良い雰囲気をかもし出してくれます。いいことだらけです!
オリジナルキッチンについてはコチラをクリック♪
数年前、家の躯体を無垢の自然素材でつくることはほぼ達成できたときに、「さてキッチンはどうしよう?」ということになりました。
家の中の空気汚染は建物の素材だけでなく、後から置かれるキッチンや家具類からも相当量の化学物質、薬品類の放散が認められます。そういう意味で既製のキッチンはほぼ合板と接着剤でつくられています。デザインがどんなにすばらしく、使いやすいものであってもです。
メーカーともいろいろ話をしましたがなかなか地方の弱小工務店のために仕様を変えてくれるところも無く、海外の木製キッチンメーカーはとてもコスト高で採用をあきらめざるを得ませんでした。
そんな時スタジオママルさんと出会い、合板は使わない、接着剤は膠(にかわ)の無害なもの使いたい、国産の無垢材を使いたい等等のわがままな要望を気持ちよく受け入れてくれ試行錯誤のキッチンづくりが始まりました。ママルさんのHPには我社の施工邸のキッチンが数多く掲載されていますので是非ご覧ください。
http://www.mammal.jp/index.htm
木のキッチンは水に弱い!、木のキッチンは高い!木のキッチンは機能が足りない! 皆さん最初は不安を抱いているようです。
ご安心ください。すでに何年も使っているお客さんが大勢います。
木のキッチンは年数を重ねるごとに風合いを増して愛着が湧きます。すべて手づくりですから部分的な交換もOKです。
コストは引き出しの数や扉をたくさんつけると確かに高くなっていきますが、そういうものを省いていくと意外と安くなります。
機能的にはきちんと専用の金物を使いますので十分クリアしています。
樹種はいろいろ選べますし、細かい寸法も自由です。食洗器やガス台、オーブンなどもそれこそ自由に組み合わせ可能。
そして何よりも木の家のインテリアとしてとても良い雰囲気をかもし出してくれます。いいことだらけです!
オリジナルキッチンについてはコチラをクリック♪
2008年04月14日
材木の乾燥。乾燥方法(かんそう)
含水率の高い伐採直後の木には、乾燥収縮に伴うわれや狂いが生じやすい。そうした変形帽子を防ぐために、乾燥をした木材を使う。変形帽子のほか、腐朽や変色の防止、加工性の向上、強度の向上、軽量化による輸送コストの軽減など乾燥の役割は大きい。
2007年09月03日
家の図書館 F 断熱
●断熱・・・言葉の通り熱を断つということ。
住宅の断熱性能は一般的に熱損失係数(Q値)で表し、数値が小さいほど断熱性能が高いことを意味する。
「家を建てよう!」と考えたときに、その建てる家の性能に関心がいく事かと思います。住宅性能は多種にわたりいろいろ気になる事が多い中で、断熱の性能や方法等は特に気に掛かる所。いろんなデータや断熱材があって混乱しちゃいますよね。
デフでは屋根、壁、床に自然素材の断熱材「羊毛断熱材と杉樹皮断熱材」を使用しています。どちらも、いずれ役目を終えたとき土に戻る素材です。
特に高気密・高断熱を謳っているわけではありませんが、標準仕様で次世代省エネルギー基準の地域区分基準値(長野県は地域区分V;1.9<Q値≦2.4)を十分満たしています。
とは言っても冬にTシャツでいられるわけではありません。でも、それでいいのではないでしょうか?必要以上に暖房するのではなく、寒かったらもう一枚セーターを着て、暖かい鍋でもつつく。人や環境にやさしい快適さを求めてみませんか。
住宅の断熱性能は一般的に熱損失係数(Q値)で表し、数値が小さいほど断熱性能が高いことを意味する。
「家を建てよう!」と考えたときに、その建てる家の性能に関心がいく事かと思います。住宅性能は多種にわたりいろいろ気になる事が多い中で、断熱の性能や方法等は特に気に掛かる所。いろんなデータや断熱材があって混乱しちゃいますよね。
デフでは屋根、壁、床に自然素材の断熱材「羊毛断熱材と杉樹皮断熱材」を使用しています。どちらも、いずれ役目を終えたとき土に戻る素材です。
特に高気密・高断熱を謳っているわけではありませんが、標準仕様で次世代省エネルギー基準の地域区分基準値(長野県は地域区分V;1.9<Q値≦2.4)を十分満たしています。
とは言っても冬にTシャツでいられるわけではありません。でも、それでいいのではないでしょうか?必要以上に暖房するのではなく、寒かったらもう一枚セーターを着て、暖かい鍋でもつつく。人や環境にやさしい快適さを求めてみませんか。
2007年08月17日
家の図書館 E 仕口・継手
●仕口・・・2つ以上の部材を直角またはある角度をもって接合する方法、またはその接合個所。
●継手・・・材を長手方向に継ぐ接合方法、または継いだ箇所。「接手」とも書く。
木造軸組構法はその名の通り軸を組むので、当然いろいろな接合箇所が出てきます。その一部が仕口・継手です。
建物は普段からいろいろな力に耐えています。例えば、風や地震など・・・。
それらの力は梁・柱などから基礎に伝わっていくわけですが、その通り道・交差点が継手・仕口(接合部)になります。
どんなに大きくて立派な木材を使っても、力がうまく伝わらないと建物は崩壊してしまいます。つまり接合部の耐力性能が、そのまま建物全体の耐力性能につながるわけです。最終的に見えなくなってしまう部分であるため、しっかりとしたチェックが必要です。
継手・仕口の種類は様々。匠の技の見せ所!構造見学会での見所の一つですのでお見逃しなく
●継手・・・材を長手方向に継ぐ接合方法、または継いだ箇所。「接手」とも書く。
木造軸組構法はその名の通り軸を組むので、当然いろいろな接合箇所が出てきます。その一部が仕口・継手です。
建物は普段からいろいろな力に耐えています。例えば、風や地震など・・・。
それらの力は梁・柱などから基礎に伝わっていくわけですが、その通り道・交差点が継手・仕口(接合部)になります。
どんなに大きくて立派な木材を使っても、力がうまく伝わらないと建物は崩壊してしまいます。つまり接合部の耐力性能が、そのまま建物全体の耐力性能につながるわけです。最終的に見えなくなってしまう部分であるため、しっかりとしたチェックが必要です。
継手・仕口の種類は様々。匠の技の見せ所!構造見学会での見所の一つですのでお見逃しなく